５時４６分に祈る 阪神大震災１３年

2007.1.17のニュースより

　毎年１月１７日の午前５時４６分には被災現場で祈っております。昨年は現場に行くとカメラクルーが待ち受けていました。自分には５時４６分に祈るということは意義があることだと思ってきましたが、だんだんとそういう祈りの姿も減ってきているのでしょう。報道機関にとっては、めずらしい光景になったということに、ちょっと複雑な気持ちになりました。
　９６年は街中の誰もが黙祷してシーンと静粛につつまれた１分間。９７年以降はだんだんと新聞や牛乳といった早朝の配達の音が聞こえ、数年で早い出勤といった日常の音が聞こえてくるようになりました。最近はお隣のIさんと２人で祈っています。震災の音らしいのは遠くに聞こえるお寺の鐘のだけ・・・・・
　短いインタビューだったですが、神戸ローカルでは自分の話も流れたとのこと。収録した映像は家に帰って夕方のニュースで見つけたものです。今年はTVに映ることはないでしょうから、午前有給休暇のかみさんと静かに祈ってまいります。